On Line Guitar 講座 


カポタストの使い方と考え方


ネックを何か棒のような機具で固定して演奏している写真を見て、気になっていた方も多いと思います、また楽譜等にもCapo.3(オリジナルEb)などとも書かれていて(^^;;???と思っている方もおられると思います。

1、歌のキーが低いため、カラオケの様に高さを変えて、自分の声の高さ(キー)に合わせる

2、弾きたい曲が#やbの付いたコードネームで書かれていて簡単なものに直したい

3、どうしても解放弦のサウンドが必要なアレンジと歌のキーを合わせたい、、、、etc.

カポタストはこんな理由から生まれた便利物、、、と言うより必需品であります。昔からあるゴムバンド製の巻き付け式のカポタストは一見不細工?ですが、いちいちカポタストをはずさなくてもエイッ!ズルッ!と滑らせば簡単に移動ができる利点があります、そして最近普及し始めたロック式のシャブカポはネックをグリップした時、人差指のコブシの部分がカポと接触しないようにカットされていて使い易いですしスマートです。良く見ると、カポタストにはクラシック用(左)とフォーク用(右)と2種類在ります、御間違えの無いように気を付けて購入しましょう。幅と弦を押さえる部分のアールが違います、、、1000〜3000円位で買えます

ゴムバンド製の巻き付け式のカポタスト、
ロック式のシャブカポ、
クラシック用
フォーク用

カポタストの一番の需要は、アコギの弾き語り、要するに唄の伴奏をする場合、自分や唄う人のキーに合わせて移調しなければいけない時にあります。カポタストをギターのネックに取り付けることによって、カポタストがナットの代わりをして、 コードの押さえ方はそのままで、簡単に移調することができ高いフレットの方へ取り付ける程キーが高くなります。
笑えないお話がありまして、、、初めてカポタストなる物を使った人が、5fにカポタストをセットして、、、、いつもの様に0f付近を押さえて一言、、、『このカポタストなんか変!!』 カポタストがナットの代わりをするのですから、呉々もお間違えの無いように

カポタストがナットの代わりをします

基本的な理論の勉強も少しは必要なのですが、お固いことは抜きでまいりましょう(^^)前回、前々回の12番13番で学習した、同じコードフォームのまま平行移動することによってハイポジションコードは作られる、、、を思い出して頂きたいのです、簡単に言ってしまえば、人差指のセーハの部分をカポタストと言う有り難い助っ人にやってもらえば良い訳ですね(^^)下の変換表1は、主に使われるコードをキー毎にまとめて書き出しました。

C-Dm-Em-F-Gと言うコ−ド進行を、カポタストを5fに付けてそのまま演奏するとF-Gm-Am-Bb-Cと高くなるわけですね(^^)

コード変換表1

カポなし

1f

2f

3f

4f

5f

6f

7f

8f

9f

10f

11f

12f

C

C#/Db

D

D#/Eb

E

F

F#/Gb

G

G#/Ab

A

A#/Bb

B

C

Dm

Dm#/Ebm

Em

Fm

F#m

Gm

G#m/Abm

Am

Am#/Bbm

Bm

Cm

C#m

Dm

Em(E)

Fm(F)

F#m(F#)

Gm(G)

G#m(G#)

Am(A)

Am#/Bbm
(A#/Bb)

Bm(G)

Cm(C)

C#m(C#)

Dm(D)

D#m(D#)

Em(E)

F

F#/Gb

G

G#/Ab

A

Bb

B

C

C#/Db

D

D#/Eb

E

F

G

G#/Ab

A

Bb

B

C

C#/Db

D

D#/Eb

E

F

F#

G

Am

Am#/Bbm

Bm

Cm

C#m

Dm

D#m/Ebm

Em

Fm

F#m

Gm

G#m

Am

Bm(b5)

Cm(b5)

C#m(b5)

Dm(b5)

D#m(b5)

Em(b5)

Fm(b5)

F#m(b5)

Gm(b5)

G#m(b5)

Am(b5)

A#m(b5)

Bm(b5)


高くするには、ただ自分の声の高さ(キー)に合わせてカポタストを付ければいいのですが、低くする場合は一旦低いキーに移調してカポタストを付けることで高さを調整しなければいけませんから、、、やっかいですね(^^;;

右の変換表2はコードネームのアルファベットの部分のみを書き出しましたのでm、7、dim等は無視して変換して下さい、、但しシャープやフラットには注意が必要です!表は右回りで高く、左回りで低く変換されます、

コードCを起点にして数えて行くと変換されるコードGは5番目の低い位置に書かれています、、、つまり5f分低い音がすると言うことになります。

C-Am-Dm-G7と言うコ−ド進行を、アルファベットの部分のみ左回りに5つずつ変換するとG-Em-Am-D7となります、これをCKeyからGKeyに4度低く移調すると言います(^^:低く変換されたG-Em-Am-D7をカポタストを使って歌いながら丁度良い高さまで、高めて行けば良いのですね(^^)

Eb-Cm-Ab-Bb7なんてコ−ド進行をみると初心者の方はお手上げ?と言う気になってしまいますが、、、実は歌い手のキーの都合でC-Am-Dm-G7を3fにカポタストをしていただけ、なんてことがままありますので諦めないで下さいね(^^)

右回りで高く、左回りで低く変換されます


弾きたい曲が#やbの付いたコードネームで書かれていて簡単なものに直したい場合、まずはCKeyかGKeyに変換してみるのが良いと思います、また実際の曲は上の変換表1に書き出された基本的なコ−ド進行だけではありませんので変換表2ような応用も必要です、解り難いかもしれませんが、こればかりは、慣れしかありません根気良くやって頂きたいです、カポタストは結果としてギターの弦長を短くする機具でもあるのですから、極端にハイポジションで使うことは音質や演奏性を犠牲にすることも考えられます。